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エアーズロック(ウルル)登頂を目指す人のために!

オーストラリアのシドニーに滞在中、エアーズロックの登山をした管理人が作成しています。エアーズロック登山は予想以上に過酷なため、予備知識を持って挑戦してください。

エアーズロック(ウルル)とは?

エアーズロック(ウルル)はオーストラリアのほぼ中央にあるノーザンテリトリー、ウルル・カタジュタ国立公園内に存在します。周囲約9km、海抜867m、地上からの高さ348mもある世界最大級の一枚岩です。あくまで「世界最大級」であって、「世界最大」ではありません。

世界最大の一枚岩は西オーストラリアにあるマウント・オーガスタスです。その大きさ、なんとエアーズロック(ウルル)の約2.5倍(海抜1105m、地上からの高さ858m)なのです。このマウント・オーガスタスは一見すると一枚岩という感じではなく、岩山のようで、その姿の美しさはエアーズロック(ウルル)には敵いません。

その姿の美しさ、オーストラリアの真ん中にあることから、「世界の中心」「地球のヘソ」「大地のヘソ」と呼ばれ、「人生で一度はエアーズロック(ウルル)を見るべき」という考えに繋がっているのだと思います。

エアーズロック(ウルル)の本当の名前

1983年にイギリスの探検家かオーストラリアを探検中に発見し、当時のサウス・オーストラリア植民地総督のヘンリー・エアーズにちなんで、エアーズロックと名付けました。

それ以降はずっとエアーズロックと呼ばれていましたが、、1976年にエアーズロック周辺に住むアボリジニ(オーストラリア先住民)であるアナング族が政府によって観光地化されていたエアーズロック一体の返還を求めて裁判を起こしました。

そして9年後の1986年、政府はアナング族にエアーズロックを返還し、ヨーロッパ人がオーストラリアへ来る前から使われていたウルルという名称に戻しました。その際に政府がアナング族と交渉し、アナング族が政府に99年間、ウルルを貸し出す契約をし、現在では多くの観光客が訪れる地となっています。

このホームページ上ではみなさんに親しまれているエアーズロックと、正式名称のウルルを合わせて、エアーズロック(ウルル)と表記させていただきます。

 

エアーズロック(ウルル)・サンセット(日の入り)

エアーズロック(ウルル)・サンセット(日の入り)


エアーズロック(ウルル)登山について

エアーズロック(ウルル)はアナング族(エアーズロック(ウルル)周辺に住む原住民)だけではなく、アボリジニ(オーストラリアの原住民全般)にとって聖地です。本来、一部の祭司以外は登ることのない岩で、観光客が登山をすることを快く思っていないアボリジニの人々が多くいます。登山口にある看板には「登らないでください」と日本語で表示されています。詳しくは → 警告看板

エアーズロック(ウルル)の登山をするにはウルル・カタジュタ国立公園に入らなければいけません。そのためには25ドルの入場料が必要です。その入場料の一部がアボリジニの人々の生活の糧となっている現実がありますので、観光客がエアーズロック(ウルル)の登山を仕方なく認めているのが現状です。

アボリジニの人々は完全に禁止にすることもできるはずです。完全に禁止にしないのは上記に挙げました、金銭的にな理由もあると思いますが、登る人に「各自のエアーズロック(ウルル)に対する考え方に基づいて、登らない選択をして欲しい」という気持ちもあるようです。

でも、私は登山をしました。エアーズロック(ウルル)への登山は禁止されていませんが、様々な条件により(登山不可能な場合を参照)、登山ができない日が、非常に多いそうです。行く前までは「登山できなくても仕方がない」と思っていましたが、実際、登山口に行き、登れることが確認できたら、「ここまで来たら登山がしたい」という気持ちが出てきたのが正直な意見です。

アボリジニの人々の聖地であるということに対しては申し訳ない気持ちと、エアーズロック(ウルル)の登山ができるという興奮の両方が混ざり合いながら、登りました。

詳細はそれぞれのページで紹介しますが、転落して亡くなった人がいるのが納得できるほどの過酷さなので、登山をするときには万全の準備をしていってください。

 

エアーズロック(ウルル)・サンライズ(日の出)

エアーズロック(ウルル)・サンライズ(日の出)